「筋トレと有酸素運動ってどっちを先にすべき?」
ダイエットや筋トレを効果的にする上で欠かせないのが
「筋トレ&有酸素運動」のコラボレーションですね。
筋肉だけをつけたいのならまだしも、ダイエットも兼ねて
トレーニングに励んでいる場合、この2つを組み合わせて行うことで
”より相乗的な効果”が得られるのです。
ところがしかし、この2つを行う順番を間違えただけで
効果が半減になってしまうのを知っていますか?
勉強でもスポーツでもそうですが、物事を行うには
順序ってものがありますからね。
そこで今回は、「筋トレと有酸素運動を行う順番」について
お話していこうと思います。かなり重要なことなので、
きちんと覚えておいてくださいね。
筋トレが先?有酸素運動が先?
まず結論からいうと、筋トレを先にしましょう。
つまり「筋トレ⇒有酸素運動」という流れが最も効果的だと言えます。
一体なぜなのか?
それは、先に筋トレを行うことで成長ホルモンが活性化され、
脂肪を燃焼しやすい状態になるのです。
ちなみにこの成長ホルモンのなかには、
脂肪分解を活性化させる酵素が含まれていて、
それが脂肪促進を促すわけです。
つまり、筋トレを先に行った後に有酸素運動をした場合、
体が「脂肪を使え!脂肪を使え!」とよりいっそう脂肪の燃焼を訴えかけ、
先に有酸素運動を行う場合よりも格段に効果的なのです。
言ってみれば一種の「覚醒状態」ですね。
そして、その状態で有酸素運動を行えば?
言うまでもなく痩せやすい状態になるのです。
実際、筋トレを行った後の有酸素運動には、
脂肪燃焼効果が2倍にもなると言われています。
また、「これらの順番で行うのが効果的だ!」ということは、
実験でも証明されているものです。
だから、もし有酸素運動と筋トレを一緒に行う場合、
必ずこの順番「筋トレ⇒有酸素運動」で行うようにしましょう。
ちなみにダイエット目的で有酸素運動を取り入れている場合、
有酸素運動をたくさんすればするほど痩せると思いがちですよね。
しかし、これは大きな間違いなのです。
それについてちょっと説明していこうと思います。
有酸素運動だけじゃ痩せない・・・
一般的にダイエットといえば、有酸素運動をすることが主流です。
ランニング、ジョギング、自転車、水泳などなど・・・
要するに、酸素を必要とするトレーニングのことを”有酸素運動”といいます。
じゃあ、有酸素運動だけを重点的にしていたら痩せるんじゃないの?
というと、実はそうはいかないんですよね。
逆に有酸素運動だけのトレーニングは実に非効率なものとなってしまいます。
一体なぜでしょうか?
確かに有酸素運動をすることで脂肪は燃焼されます。
しかし、有酸素運動というのはなにも脂肪を減らすだけでなく、
過度なランニングやジョギングは筋肉を減らしてしまうことにもつながるのです。
筋肉を減らすということはつまり基礎代謝が下がり
減せにくい体になってしまうからですね。
要するに、長期的な視点でダイエットを行っていく場合、
筋肉は落とさずに(むしろ多少つけておいて)有酸素運動を取り入れた
ダイエットをしていくべきだということですね。
そうすることで太りにくい体になるだけでなく、
健康的な体を維持することにもつながります。
逆に有酸素運動だけのダイエットをしている場合、
一時的に痩せてもすぐリバウンドしてしまいますからね。
どうせやるなら太りにくい体にしておいて、
長期的にトレーニングしていくほうがいいとは思いませんか?
ということで、ダイエットを行う場合、
筋トレは必ず取り入れるようにしましょう。