「筋トレは毎日すると逆効果って知ってる？」

「筋肉をつけるためには毎日欠かさず筋トレをする必要がある！」
「筋トレは毎日しなければ意味がない！筋肉が減ってしまう。」

と、このように思っている人って結構多いですよね。
ところが、実はこれ・・・

大間違いなのです。

筋トレは毎日すると筋肉がつくどころか筋肉の成長を妨げてしまい
効果が半減してしまう恐れがあります。

一体なぜでしょうか？

そこで今回は、最も効果的なトレーニングの「頻度」や「間隔」と
”筋肉が成長する仕組み”についてお伝えしていきます。

筋肉をつけたいのなら正しい知識を身につけて
最短でカッコイイ体に仕上げましょう。

一体なぜ筋トレは毎日してはいけないのか？

「そもそもなぜ筋肉が大きくなるのか？」

ということをまず知っておかなければいけませんね。
実は、筋肉が大きくなる理屈はきわめて単純です。

まず筋トレをすることで、筋肉の組織が破壊されます。

そして、その破壊された筋肉は当然そのままではなく、
治すためにどんどん修復されていくわけですね。

で、ここからがポイント！

1度破壊された筋肉は修復する過程において、
さらにパワーアップします。”さらに”です。

なぜかというと人間の体には自己防衛機能というものが備わっていて、
次に同じようなダメージを受けた時、それに耐えられるよう成長するのです。

言ってみればインフルエンザのワクチンのようなものですね。
あれは一度体内にわざと悪い菌を入れて抗体をつくり、
次に同じようなものが来た時に対抗できるようにするのですね。

そしてこれは筋肉の場合も同じです。

一度筋肉に大きなダメージが与えられれば、
体は「このままではいけない！もっと強化しなければ！」といって
筋肉をより大きく成長させるのです。

・・・でないと、自分の体を守ることができませんからね。

つまりここで筋肉が大きくなるわけなのです。

しかし、ここでひとつ大きな疑問が・・・。

じゃあ、毎日毎日体を痛めつけていれば、
「ダメージ⇒回復⇒パワーアップ」のサイクルが早くなり、
「より効果的に筋肉を肥大させることができるんじゃないか？」ということですね。

しかし、残念ながらそう上手くはいかないのです。
「一体なぜでしょうか？」というわけでさっそく本題にはいっていきましょう。

超回復というもの

筋トレ用語で有名な言葉に『超回復』というものがあります。
もしかしたらあなたも聞いたことがあるかもしれませんね。

この超回復というのは先ほど説明したように、筋トレによって
破壊された筋肉が回復し、よりパワーアップすることをいいます。

ところが勘違いしないでほしいことがひとつ。
この超回復に至るには”ある程度の時間がかかる”ということです。

だいたい一度破壊された筋肉が回復するまでには、
『48時間～72時間』の時間がかかると言われています。
日数にすると２～３日ですね。

つまり、まだ筋肉が回復していない状態（毎日）で次の筋トレを始めてしまうと、
筋肉にとって一番大きな成長期をみすみす逃してしまうことになるのです。
これじゃあ、せっかくの筋トレが台無しというわけですね＾＾；

筋肉が成長するどころか、逆効果になってしまいます。
だからこそ、筋トレは毎日してはいけないのです。

より効果的に筋肉を肥大させることが目的ならば、
最低１～２日は間隔を空け、筋肉をしっかり休養させ、
回復させる期間を設けることがベストです。

とはいえ、なかには毎日トレーニングを行っている人もいます。
アスリートとかがそうですね。あーいう人たちを見ていると、やっぱり
「毎日欠かさずトレーニングをすることが大事なんじゃないか？」と
思ってしまったりもするでしょう。

しかし、彼らが毎日毎日トレーニングしているのは、
日によってトレーニングする場所を変えているからなのですね。

たとえば、月曜日に胸のトレーニングをしたら翌日の火曜日は
脚を鍛えたり、腕を鍛えたり・・・。

そうやってある程度筋肉を休ませる期間をつくり、
効率的にトレーニングをしているからこその話なのです。
なので、そこだけは誤解しないようにしてくださいね。

■まとめ

大事なポイントをもう一度まとめておきます。

・筋肉を効果的につけたいのならしっかりと休養を与えてやること。
・毎日トレーニングを行うのではなく、できれば２～３日に一回くらいの頻度で行うようにする。
・休息時の栄養補給はしっかりと行うこと。

この３点を意識して行ってみてください♪