「筋トレ後のサウナや入浴はアリ？なし？」

激しい筋トレを行った後は、なんだかゆっくりお風呂にでも
浸かりたい気分になってしまいますよね。筋トレで”たっぷりかいた汗”を
さっぱり洗い流し、暖かい湯船に浸かることでリラックスした気分になります。

しかし、実は筋トレ後の入浴やサウナは、
筋肉にとって悪影響を起こしかねません。

せっかく鍛えた筋トレの効果を最大限に活かせるよう、
ここでは「筋トレ後のお風呂がなぜダメなのか？」
その理由について説明していきたいと思います。

筋トレ後のお風呂がダメな理由

筋トレを行った直後というのは、筋肉がミクロレベルで怪我をしていて
いわば炎症を起こしている状態になります。よく、筋トレした後に、
筋肉がパンプアップして温かくなっていますよね。

あれは、筋肉が傷ついて炎症を起こしてる証拠なのです！

だから、そんな状態でサウナや入浴をしてしまうと、
炎症は収まるどころかさらにひどくなってしまい、筋肉が
回復するのを妨げてしまうことになります。

また、筋トレ直後は、筋肉の損傷を回復するため、
傷ついた筋肉に多くの血液が集まっている状態です。

プロテインや糖質から摂取したエネルギーを
傷ついた筋肉に送り込むため、いわば血液が総動員して
筋肉に集中しているわけですね。

しかし、サウナや入浴をしてしまうことによって、
血流が全身に循環してしまい、筋肉に送り込むはずだった栄養が
体中に分散してしまう恐れがあります。

そのため、筋トレを行った直後はできるだけ温めたりせず、
「冷やす」というのが最も効果的な方法になります。

例外もある

ただ、上記で上げたのはあくまでも激しい筋力トレーニングを
行った後のケースになります。筋肥大を目的としたウエイトトレーニングや
激しい運動の後、の話ですね。

一方、ダイエット目的ですこし筋トレを取り入れている場合や、
筋力を維持する程度の軽い筋トレであれば、そこまで神経質に
なる必要はありません。

また、筋トレ後に「冷やす」というのは、
あくまでも筋トレ直後の話です。

筋トレをしてから、ある程度時間が経てば、炎症も収まっているため、
お風呂やサウナに入ってもなにも問題ありません。

むしろ、ある程度時間が経てば、筋肉を温め血行をよくすることで、
筋肉の回復がはやくなったりもします。目安としては、だいたい
「半日～1日」くらいですね。

そのくらい経てば、お風呂に入ってもOKだと考えておきましょう。

まとめ

■筋トレ直後の入浴やサウナは厳禁！
もし、入るなら筋肉の炎症が治まってから、
半日～1日程度たった後に入るうようにする。

■炎症が治まった段階で入浴するのは効果的！
疲労回復に効果あり。

■軽い筋トレであれば、入浴しても問題ない。

また、筋トレ直後は軽めのストレッチなどを取り入れて、
筋肉をほぐすように心がけましょう。