「筋トレ後のお酒はやめておきましょう!」
みっちり筋トレをした夜、疲れた体に一杯。
なーんてなんだかお酒を飲みたくなる時ってありますよね。
あるいは、筋トレをした後にちょうど飲み会が入っていたりして、
お酒を飲む機会もよくあることだと思います。
しかし、筋トレ後のお酒やアルコール摂取は、
筋肉の成長にとって実はあまりよろしくないのです。
なにも気にせず、筋トレ後にアルーコールを摂取している方、
要注意ですよ!そこで今回は、「筋トレ後のお酒が及ぼす悪影響」
についてお伝えしていこうと思います。
筋肉の成長を妨げる
筋力アップに欠かせないホルモンの中に
「テストステロン」という男性ホルモンがあります。
これは、たんぱく質の合成を促進し、
筋肉の成長を促す効果があります。
つまり、テストステロンの分泌が盛んになればなるほど、
筋肉がつきやすく発達しやすいということになります。
しかし、アルコールやお酒というものは、
このテストステロンの分泌を抑制してしまう働きがあります。
これは科学的に証明されています。
つまり、筋トレ後にお酒を飲むと、
筋肉を大きくしてくれるはずのテストステロンの分泌を抑制し、
筋肉にとって悪影響を及ぼしてしまうということですね。
筋肉を分解する
また、アルコールを摂取することで、「コルチゾン」という物質が増えます。
コルチゾンは、筋肉を分解してしまう働きがあり、
筋肉の成長を阻害してしまう原因にもなります。
実際、1986年に行われた研究では、筋トレ後の
アルコール摂取はたんぱく質の合成を41%も低下させる
という結果が出ています。
また、筋トレ直後というのは、肝臓にかなりの負担が
かかっている状態。そんな状態で、アルコールを摂取すれば、
さらに肝臓に負担をかけることにつながってしまいます。
(アルコールは肝臓で分解されるため)
なので、筋肉の成長を妨げるだけでなく、
身体への影響も考慮すると、筋トレ直後にお酒を飲むことは
あまりいいことではないですね。
まとめ
筋トレ後にお酒を飲みたくなる気持ちはわかりますが、
できれば避けておくのがベストですね。せっかく汗を流して鍛えた筋肉の
成長が阻害され、分解までされてしまったらたまったもんじゃありません。
ただ、どうしても飲みたくなった時は、
たんぱく質を含む食品と一緒に飲むようにしましょう。
そうすることで、アルコールの吸収が穏やかになり、
多少ではありますが、効果があります。
しかし、その場合でも飲みすぎには注意してくださいね。
お酒の飲み過ぎは筋肉だけでなく、体にとっても悪影響ですから。